2022年4月現在で、中国科学院院士数は795名である。各学部別に見ると、数理物理学学部159名、化学部136名、生命科学・医学学部155名、地学部141名、情報技術科学部106名、技術科学部158名となっており、それ以外に外国籍の院士が129名である。
地域別の院士数を見ると、北京市418名、上海市103名、江蘇省47名、湖北省25名、陝西省23名、広東省22名、安徽省21名、香港特別行政区20名、遼寧省19名、浙江省18名であり、これら10の省、直轄市及び特別行政区で716名に達し、全体の院士の87%を占めている。院士の性別を見ると、男性は94%、女性は6%となっている。さらに、院士の平均年齢は73歳である。
やはり地域別の外国籍の院士数を見ると、米国が圧倒的に多く、ついで英国とフランス、ドイツなどが続いている。日本人の現在の院士は、野依良治JST研究開発戦略センター長(ノーベル化学賞受賞者)、飯島澄男名城大学教授、福田敏男名城大学教授の3名である。また、井口洋夫元岡崎国立共同研究機構長も院士であったが、残念ながら2014年3月に死去された。